自分へやさしく。・・・セルフコンパッションとは

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今、苦しんでるかた、結論から先に言いますね。

 

人に優しくするように自分自身にも優しくしてあげてください。

 

久しぶりの長~い梅雨を迎えて、低気圧のせいもあるのか気分の落ち込みを訴える人が増えてきました。

例年そうですが、この時期はどうしてもそういう相談が増えますね。

 

どうにも気分が鬱屈して会社に行くのが嫌だったり、外へ出るのが嫌でついつい引きこもりがちになったり。。

(実際にうつ病になる方もこの時期に増えるらしいですね。)

 

やさしい人に限って気分の落ちこみを訴えてきます。

さて、そんなやさしい皆さん、自分にも同じように優しくしていますか?

好きな人、家族やペット、可愛い後輩たちに接するように自分自身にも優しくしていますか?

 

 

そういう人に限って多いんですよね。・・「人に優しく自分に厳しい」

そういうガチガチの考えを少しゆるめるだけでずいぶんと生きやすくなりますよ。

 

今日はそんな話を一つ二つ。。

 

まず最初に共通して認識したいのが「完璧な人間」はいないということ。

誰もがなんらかの短所を持っています。

たぶんそのことはあなたもすでに知っていることだと思います。

知っているからこそ人に優しくなれるわけです。

 

『帰属のバイアス』

 

「帰属のバイアス」もしくは「帰属のエラー」という心理学用語があります。

心理学者のフリッツ・ハイダー(Fritz Heider,1896年-1988年 の)が」提唱して理論です。

 

人は何か事が起こったときに、その原因がどこにあったか(どこに帰属していたか)と求めます。

 

「内的帰属」と「外的帰属」

 

帰属には内的帰属と外的帰属の二つがあります。

内的帰属は原因を人の内面(性格や能力など)に求めるのに対して、外的帰属は原因を外面(環境や周囲の状況)に求めます。

たとえば、仕事を失敗した同僚に対して「あいつは能力がないから仕事を失敗したんだ。」というのが内的帰属。

同じ失敗でも「サポート体制が整ってなかったし、時間もなかったからしようがないよ。」という評価が外的帰属。

 

どうですか?

内的帰属と外的帰属のどちらを選択するかというだけで、他者の評価が変わってきます。

 

やさしい人ほど他人の失敗の原因を外的帰属させます。

半面、自分の失敗は内的帰属に求めます。

すなわち、「自分の能力が低いから失敗した。」という考え方です。

 

『セルフコンパッション』

 

セルフコンパッションという考え方があります。

クリスティン・ネフ(Kristin Neff テキサス大学・教育心理学教授)の提唱する生き方の思考です。

ポジティブに自分をとらえるとか言った今までのストレス対処法ではなく、自分自身にも他者に対するようにやさしくし、長所だけでなく欠点も含めて自分自身を受け入れるという考え方です。

就職試験に落ちた友だちがいたらあなたならどうしますか?

きっと「大丈夫!会社はまだまだあるし、むしろもっといい会社があるってことなんじゃないの? 就職なんてみんな普通に百社とか受けてるんだからね。余裕だよ!まだまだ!」

なんて言いません?

 

僕ならそう言うし、実際そうですからね。

それを自分自身にもやっていこう。ってのがセルコンパッションです。

 

そもそも僕らは人間ですから、大前提として完璧はないわけで、ミス自体、何も特別なことじゃなく、普通にあることですからね。

だいたい、【自分に優しく=自分に甘い】っていう考えは全然違いますからね。

だから安心して友だちに対してと同じように自分に接していいんですからね。

 

『メタ認知』

 

「メタ認知」って知ってますか?

自分自身を客観的に見る(認知する)能力です。

ソクラテスの「無知の知」『知らないということを知っている』という有名なあれです。

「メタ」という意味は「高次の」という意味です。

つまりメタ認知というのは高い次元から自分を認知するということ。

自分が認知していることを客観的に把握しコントロールすること。

認知していることを認知するということです。

 

セルフコンパッションとは、自分自身を高次元から認識し、自分の強みや弱みを知ることで、欠点や弱さを受け入れ(人間だれでも何らかの欠点や弱さを持ってますからね)生きやすくするということです。

たとえば好きなこと(音楽やスポーツ)をしていたが、発表会や競技会を意識するようになり、他者との比較が始まり(自分が上手いとか下手とか音大や美大などより専門的な教育を受けた人に多い)、結果最初好きでやってた音楽やスポーツが嫌になってやめてしまう。

誰かからの評価を求めるのではなく、楽しいからやっているという自分を、競争をしない自分を受け入れることが大事だということです。

実際に完璧な人など存在しないわけで、完璧主義など幻想でしかありません。

 

欠点や弱みがあってもあなた自身の存在価値がなくなるわけではない

 

ということを、何らかの失敗をした友人にあなたは思うだろうし、伝えることが出来ますよね?

それをあなた自身にもやればいいだけです。

自分自身の欠点や弱みをメタ認知して、自分自身にも優しくなってください。

 

それがセルフコンパッションです。

では今日はこのへんで。。

 

 

 

 

 

 

 

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