2019年 5月 の投稿一覧

手足のないチアリーダー

「ワン・ツー・スリー・GO TIARAS(ティアラーズ)」

遠くから大きな声が聞こえてきた。正面玄関からだ。

「ねえ、ねえ、チアが練習してる!!」

めっちゃ足高く上がってる!!

やっぱりあの笑顔、すごい!!

 

じっと見ていると、しおりとあやこが言った。

「うちらチアに入ろうと思うけど、あみも入ろうよ!」

「うち、車イスだし、ムリムリ。ムリムリ」

仲良しのふたりは、チアに入部することを決めた。

 

目の前では、真剣な練習が続いていた。

「あんた、なに聞いとんの!? そんなんできんなら、もうやらんでいい!!」

先生の激しいゲキが飛ぶ。

華やかで派手なイメージを想像していたけど、全然違う。

やりがい、あるだろうな・・・。でも私はあきらめないと・・・

 

ムリとはわかっていても、先生に聞いてみようか悩んでいると、あやことしおりが、

「先生に聞いてみれば」

と背中を押してくれた。

私は顧問の加藤美紀子先生に近寄り、恐る恐る声をかけた。

「あの・・・、私でも入れますか?」

すると先生は、少しの間もおかずハキハキとした口調で聞いてきた。

「あなたのいいところは何?」

私は、思いもよらない言葉に驚いてちょっと考えた。

 

私のいいところってなんだろう——

 

思いつくのは、ひとつしかなかった。

「笑顔と元気です!!」

思いっきり歯を見せて笑いながら、大きな声で答えた。

 

「じゃ、大丈夫だね。明日から来れる?」

耳を疑った。またしても意外な言葉に、すぐに返事ができなかった。

「えっ、私でもいいんですか!?」

車イスの私なんて、断られるとばかり思っていたから。

「なんで? あなたチアに入りたくて聞いてきたんじゃあないの?」

「でも、あたし、こんな体なんですけど・・・」

「あははっ、見ればわかるってば。本当にやりたいと思うなら、明日からおいで」

「はいっ!!!」

先生は、豪快に笑うと、すぐに厳しい顔に戻った。

 

私は、心のなかで跳び上がった。

やった、私チアに入った、チアに。私でもチアに入れたんだ!!

 

入部したって、何ができるかわからない。高く上げる足も、突き上げる手も私にはないのだから・・・。

それでも、受け入れてくれたという事実がうれしかった。

(原文ママ)

 

 

佐野有美(さのあみ)さん1990年4月6日生まれのたいへん素敵なレディーの自伝です。

 

まったく、面識も接点もありませんが、とても感動し勇気をもらえた本なので一文をご紹介しました。

とてもとても素敵なご本なのでぜひ読んでください。90分もあれば読めますから。

 

 

以前にテレビで放送された動画も貼っときますね。

 

 

 

 

 

傾聴の方法・・これがかなりむづかしい。。って話し

 

僕の若い友人が来年、介護施設に就職するために毎日一生懸命にお勉強を頑張っています。

その若い友人と話していると「傾聴」という言葉が良く出てきます。

 

耳を傾けて聴くってやつですね。

 

よく耳にする言葉だけに、簡単そうなイメージってありませんか?

傾聴って。

 

ある介護系の会社の傾聴の説明には

『お客様の言葉をただ「聞く」のではなく、その奥の気持ちを汲み取りながら「聴く」ことが「傾聴」です。お客様の言葉や感情を否定も肯定もせずにありのままに受け入れることを受容と言います。』

 

たしかに文字だけを見ているとそんなに難しそうではないですよね。

ところが実際は「傾聴」ってかなりむずかしいですよ。

 

周りを見渡してみてもそうでしょう?

「傾聴」が出来てる人ってほとんどいませんよね?

 

かく言う僕も相当意識しないと「傾聴」なんかとてもじゃないけどできません。

意識して、傾聴するんだっていう覚悟を決めないとできません。

 

ダイエットとおんなじ。

食事制限して運動すれば痩せるって知ってるのにやらないのと同じ。

知ってると出来てるの差はかなり大きい。

 

傾聴も同じくらい覚悟を決めないとできないと思う。

 

傾聴の基本的なテクニックって皆さん知ってると思いますけど、おさらいがてら。。

 

傾聴の基本的なテクニック

 

⑴ 口出し・反論・評価は禁止

⑵ 短く定期的にうなずく(相手の息継ぎのタイミングなどで)

⑶ 話しの区切りに「こういうことで合ってますか?」と相手の話をコンパクトにまとめてお伺いを立てるように聴く。

⑷ 相手が話したそうなことについて手短な質問をする。(聴いて欲しいことはゆっくり話したり、勿体ぶったりするのでそこを見逃さない。)POINT → 相手は質問を待っています。

 

どうですか?

 

基本的なテクニックだけでもかなりの訓練が必要ですよね。

せっかくなので傾聴テクニックのアドバンス

 

傾聴を少し進めたテクニック

 

⑴ 質問はオープンクエスチョンでする。「Yes No」でなく、具体的に答えられる質問。

  例)✖ラーメンは好きですか? 〇どんなラーメンが好きですか?

⑵ 相手が話した内容に感情をつける。相手の感情を描写してあげる。

  例)「出てきたラーメンが熱すぎたの。」

    ✖でも、ぬるいよりは熱いほうがいいですよね。〇そうですよね。こぼしちゃったりしてやけどすると危ないですよね。

 

⑵番の感情の描写ってむずかしいですよ。

 ついつい「でも。。」って出ますからね。

 

良い悪いは置いといて、人間は自分が感じている感情が正義ですからね。

決して「でも。。」なんて批判したらNG。

 

さあ、どうですか?

「傾聴」出来そうですか?

 

 

ちなみにですけど。傾聴ができるとモテますよ。・・かなり。(笑)

 

 

 

 

今日という日を人生最後の日と思って生きる方法発見した!の巻

「今日という日を人生最後の日と思って一生懸命生きるんだ!」

 

なんてよく聞きますよね?

 

僕、いつも思ってたんだけど、どうやれば「今日という日を人生最後の日と思って生きるんだ!」ろう?

 

けっこう感動もののドキュメンタリーなどでよく聞く言葉で、その時にはわかったような気になってるけど、いざ番組が終わってみると、どうやればいいのかさっぱりわからないんですよね。

 

皆さんはどうですか?

 

今日という日を人生最後の日と思って生きられますか?

 

僕は前述したとおりなかなか出来ません。。

ただ、たしかに「今日一日を一生懸命生きる!」ことはとても有意義だとは思うのでそれが出来るなら是非そう生きてみたい。

そこで、僕なりにいろいろ調べてみました。

どうやればそういう風に生きられるかを。

 

まず、いろいろ調べたら”マインドワンダリング”という言葉が出てきました。

 

マインドワンダリング(Mind Wandering)とは過去のことや未来のことに気を取られて、『今この瞬間』に注意を向けずに心がさまよっている状態のことで、実に一日の47%もの時間がマインドワンダリングに費やされているとのことです。

これはハーバード大学のマット・キリングスワースとダン・ギルバートが18才~88才の2250人の参加者に対して行った調査で分かったことで、集中すべき目の前の状況(例えば、運転中や授業中、会議中など)であっても、昨日見たテレビや、上司に叱られたこと、週末のデートや旅行など、今集中すべき目の前の状況に全く関係・必要のない思考に注意がそれてしまっているということが分かったわけです。

(Killingsworth & Gilbert, 2010, Science)

 

車を運転していて出発地点から到着地点までの道程を覚えてなかったりとか、歩いていて「あれ?いつの間にここまで来たんだろう?」なんてことがそうですよね。

目の前にやるべき仕事があるのに、全く関係のない過去のいやなことがふと心に浮かんできて、それが心の中にどんどん侵入してきて、どんどん落ち込んでいく。。って経験したことありませんか?

目の前のやるべき仕事とは全く関係ないことで。

 

つまり何が言いたいのかというと、

一日の47%の思考が「今」つまり「今日一日」を生きていないわけです。

過ぎてしまった過去の出来事や、来てもいない未来のことに心を捉われているわけなんですよね。

これって「今日一日を一生懸命生きる!」ってことが出来てないってことですよね?

そうすると、今日という日を人生最後の日と思って一生懸命生きるってことは、マインドワンダリングの状態から抜け出すってことじゃないかなって思ったんです。

たしかに「今日一日を一生懸命生きる」ってことは、「余計なことに惑わされず、目の前のことに集中して生きる」ってことに他ならないですよね。

そうすれば、いろんなことが上手くいくような気はしますね。

 

じゃあ、どうやってマインドワンダリングから抜け出せばいいのでしょう?

答えはマインドワンダリングとセットで用意されていました。

マインドフルネスです。

 

マインドフルネスについては人間福祉学研究 = Japanese Journal of Human Welfare Studies に掲載されている藤田一照氏の論文<特集:日本における”マインドフルネス”の展望>「日本におけるマインドフルネス」”4.1.マインドフルネスの二つの要素”に詳しいので抜粋します。

 

マインドフルネスの二つの要素

一つは non-judgmental(判断を加えない)と いうことの強調である.自分が今している経験が どのようなものであれ評価や判断を加えず,受容 の態度でそれをありにままに観察する,というこ とだ.通常,われわれは自分の好悪や善悪といっ た判断に基づいて自分の経験を概念化し,貪りや 怒りといった煩悩に駆られた行動を起こすという 強迫的な傾向性の虜になっているが,経験に対し て判断を加えないでそのまま受容することによっ てそのような習慣的パターンをはずすことができ るようになるのである.今している体験に何かを 加えたり,あるいはそこから何かを引いたりして, 別な体験に変えようとするのではなく今起きてい る体験をそのまま存在させるという受動的な態度 が強調されている.心理療法の世界では「脱中心 化」と呼ばれている,自分の体験に振り回されな いようにそこから少し距離を置く,あるいはスペー スをつくる技法に通ずるものがあり,マインドフル ネスの持つ効用はこの特質から来るとされている.

二つには present-centered(現在の瞬間に中心 を置く)であることの強調である.今の経験を過 去の記憶や未来への期待と関係づけて評価するの ではなく,今起きていることに注意を向け気づい ていくということだ.この点に関しては〈doing すること〉モードと〈being あること〉モードの 対比で説明されることがある.つまり〈doing〉 モードでは現状と理想の不一致からネガティブな 感情が起こり(non-judgmental ではなくなり)そ れを一致させようとする衝動に突き動かされるの で,過去や将来についてあれこれ考えることをや められない.一方,〈being〉モードでは状況を変 えようとしないで受容し(non-judgmental なあ り方)そのままに在らせておくので「今,ここ」 を直接的に親密に味わうことができる.この意味 でマインドフルネスはいわば心のギアを〈doing〉 モードから〈being〉モードにシフトすることだと いうのである. この二つの点がとりわけ強調されるのが今のマ インドフルネスの特徴であると言ってもいいだろ う.そこでは,われわれがともすれば自分が気が かりなことにとらわれて現在の瞬間から離れてし まいやすいこと,自分のしていることや経験して いることに無自覚なまま習慣的に生きる「自動操 縦状態」に陥りやすいことに対するきわめて有効 な対抗策としてマインドフルネスが位置づけられ ている.このように理解される限りでのマインド フルネスは一言で言えば,判断を入れないように して現在の瞬間に注意を向けるという「注意のス キル」なのである.

 

 

さて、マインドフルネスの方法はコチラです。

是非試してみてさい。

 

うつ病や気分の落ち込みにマインドフルネスが効く!

 

 

 

 

 

 

 

 

お局様に勝つ方法

お局様に勝つ方法。

 

早速ですが、リフレーミングって知ってますか?

 

物事を違う視点、違う角度から見てみることによって捉え方、感じ方を変える方法です。

 

有名なたとえ話に、

グラスに水が半分入っている時、グラスの水を

 

「半分しか入ってない」

 

という見方と、

 

「半分も入っている」

 

という見方で感じ方が変わってくるって話がありますよね。

 

たとえば貯金を進める場合も

 

「給料の2割は貯金に回した方がいいぞ。」

「給料の8割で生活できるようにしたらいいぞ。」

 

これどちらも言ってることは一緒だけど、後者の方が貯められそうな気がしてきませんか?

 

このように物事の心理的枠組み(フレーム)を組み替えることによって、新たなより良い選択肢を作っていくわけです。

 

これって職場でのイジメなんかにも当てはまりますよね。

 

半面教師という言葉がありますが、まさしくそれです。

 

 

よくいる職場のお局様。

あれなんかも捉え方を変えればまさしく反面教師ですよね。

 

リフレーミングすれば彼女も立派な人生の師です。

 

ちなみに私は今日、なんと10数年ぶりに風邪をひきました。

 

39度の熱に昨晩はうなされました。

そのことさえリフレーミングすれば「痩せた!やった!」です。

 

・・・いや、それは乱暴すぎるな。。。

 

 

というわけでまた。

 

 

 

 

 

 

うつ病や気分の落ち込みにマインドフルネスが効く!

うつや不眠症、気分の落ち込みに

 

「マインドフルネス」

 

が効く!

 

5月と言えば五月病!

 

いやいやこどもの日でしょ!

 

なんて声も聞こえますが、僕の仕事上、実際にこの時期は気分の落ち込みから『転職したい!』『もう仕事に行くのがイヤだ!』という相談を多く受けます。

 

相談してくる看護師さんの多くが「不眠症」の経験者です。

 

それはそれは夜勤もあったりのハードな仕事だから心身ともに疲弊するでしょう。

 

他にも『お局様』の存在とかね。

 

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~さて、私事は置いといて、「マインドフルネス」について

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うつ病患者の脳の海馬は萎縮が見られ、逆に偏桃体は大きく過敏になっています。

うつ病の患者さんの脳では海馬の働きが落ちていて、偏桃体の働きが高まりすぎているということです。

 

海馬は記憶や感情のコントロールにかかわる部分です。ストレスを受けると損傷し、うつ病の発症につながると指摘されています。

 

偏桃体は不安や恐怖に反応する部分です。過剰に反応することによって、うつ病にかかわると指摘しています。

 

 

マインドフルネスを8週間実践したことによって、海馬は5%も増大し、偏桃体は逆に縮小し、ストレスに対する過剰な反応が抑えられるという研究結果も出ています。

 

マインドフルネスによって海馬が容積を増やして元気になり、働きすぎていた偏桃体が活動を落として反応を落としている。

 

わずか8週間で脳に構造的な変化をももたらしているわけです。

 

 

マインドフルネスは「マインドフルな状態」になることを目的に行います。

では、「マインドフルな状態」とはどういう状態でしょう?

解かりやすく対比してみましょう。

 

マインドフルな食事 → 食べてるご飯のおいしさ、おかずの味を堪能して「おいしい!」と感じながらする食事。

 

マインドフルでない食事 → 仕事のことや抱えている悩みに思いをはせながら、いつ食べ終えたのかわからないような食事。

 

マインドフルな会話 → 相手の話題の一つ一つに耳を傾け、こころから関心を持って聞く状態。

 

マインドフルでない会話 → 相手の話に耳を傾けることが出来ず、他のことに注意がいっているいる状態。

 

マインドフルな時間軸 → 今この瞬間が時間軸であり、過去やまだ来てもいない未来への不安に悩まない。

 

マインドフルでない時間軸 → 時間軸が、過ぎてしまった過去であり、まだ来ない未来である。

 

 

さて、マインドフルネスのやり方です。

カンタンなのでぜひお試しあれ!

 

① まず背骨をたてて姿勢を正して座ります。

  床に座っても椅子に座ってもどちらでもかまいません。

 

② 軽く目を閉じ、鼻から息を吐き切り、吐ききったら自然に任せて鼻から息を吸います。

  その時に呼吸に集中するわけですが、呼吸音を聴くようにすると簡単に集中できます。

  呼吸は深い呼吸を心がけますが、体が浅い呼吸を欲するときもあるのでその時は逆らわずに浅い呼吸をします。

 

③ そのうち雑念が浮かんできますが、その時は「雑念・雑念・雑念」と心の中で雑念があくまで雑念であることを認識してあげます。

  ふたたび呼吸に集中します。

 

④ それからマインドフルネスを始めていきます。

  パノラマ的な注意とも言います。

  背筋が伸びている感じや、足が地面についている感じや、心臓が動いている感じや、空気の流れなど周りの現象に気持ちを向けていきます。

  その時に雑念が浮かんできたら③に戻ります。

 

5分でも30分でも出来る範囲内でかまいません。

 

8週間続ければあなたの脳も変わるかもよ!